2026.6.20
【購入編】「今が買いどき?待つべき?」物価高・金利上昇が続く2026年、住宅購入と住宅ローン選びの正解を考える

「金利が上がっている今、家を買っても大丈夫なのか」
「もう少し待てば、住宅価格は下がるのではないか」
2026年、住宅購入を検討している方から、このようなご相談が増えています。
近年は、建築資材費や人件費の上昇により新築住宅の価格が高止まりし、中古住宅も人気エリアでは価格が下がりにくい状況が続いています。さらに日本銀行の金融政策の変更により、住宅ローン金利にも上昇圧力がかかっています。
特に悩ましいのが、「今買うべきか、待つべきか」「住宅ローンは変動金利か固定金利か」という判断です。
ただし、住宅購入で大切なのは、ニュースの見出しだけで判断することではありません。金利や価格の動きはもちろん重要ですが、それ以上に大切なのは、ご家族のライフプラン、家計の余力、希望エリアでの物件との出会いを総合的に考えることです。
この記事では、2026年の住宅市場を踏まえながら、「買う判断」と「待つ判断」のメリット・デメリット、そして住宅ローン選びの考え方を分かりやすく解説します。
2026年の住宅購入は「価格高」と「金利上昇」を同時に考える時代
2026年の住宅購入で押さえておきたいポイントは、住宅価格と住宅ローン金利の両方に変化が出ていることです。
まず住宅価格については、建築資材費、人件費、物流費などの上昇が続き、新築住宅の価格は以前より高い水準になっています。京都市内や伏見区周辺でも、駅近、学校区、生活利便性の高いエリアでは、条件の良い物件が大きく値下がりするとは限りません。
中古住宅についても、「新築が高いから中古も検討したい」という方が増えることで、立地や状態の良い物件には一定の需要があります。つまり、「待てば必ず安くなる」とは言い切れないのが現実です。
一方で、住宅ローン金利も無視できません。2026年6月には日本銀行が政策金利を1%程度へ引き上げ、固定金利型住宅ローンの代表例であるフラット35も、以前より高い水準になっています。
これまでのように「低金利だから多少高くても買える」という考え方は通用しにくくなっています。これからの住宅購入では、物件価格だけでなく、金利、返済期間、月々の返済額、教育費や老後資金まで含めた資金計画が重要です。
「今買う」メリットと注意点
今購入を進めるメリットは、家賃を払い続ける期間を短くし、住まいを自分たちの資産として持てることです。
賃貸の場合、毎月の家賃は住むための費用として支払います。一方、住宅ローンは返済を続けることで、将来的に自宅という資産を形成していく側面があります。もちろん不動産価格は変動しますが、長く住む前提であれば、住まいの安心感や暮らしの満足度も大きな価値になります。
また、希望条件に合う物件は、いつでも出てくるわけではありません。特に、学区、駅距離、実家との距離、職場への通勤、駐車場の有無など、条件が具体的な方ほど「良い物件との出会い」は限られます。
金利や価格の下落を待っている間に、希望エリアの物件が売れてしまうこともあります。さらに、待っている間にも家賃は発生し、将来の金利が下がる保証もありません。
ただし、今買う場合に最も注意すべきなのは、無理な借入です。
「銀行で借りられる金額」と「安心して返せる金額」は違います。住宅購入では、物件価格だけでなく、固定資産税、火災保険、修繕費、管理費、教育費、車の維持費なども含めて考える必要があります。
今買うことが正解になるのは、希望物件に出会い、かつ家計に無理のない返済計画が立てられる場合です。
「待つ」判断が正解になるケースもある
一方で、購入を急がず「待つ」ことが正解になる方もいます。
例えば、転職直後で収入が安定していない場合、近いうちに転勤や家族構成の変化が見込まれる場合、自己資金が少なく諸費用まで借入に頼る必要がある場合などは、少し時間を置いた方が安全です。
待つことで、頭金を増やせる、希望条件を整理できる、住宅ローンの審査に向けて家計を整えられるというメリットがあります。
また、焦って購入してしまうと、「もう少し広い家にすればよかった」「通勤や通学が思ったより不便だった」「月々の返済が重かった」という後悔につながることもあります。
ただし、「待つことにもコストがある」という視点は大切です。
待っている間も家賃はかかります。希望エリアの物件価格が下がるとは限りません。金利がさらに上がれば、同じ価格の物件でも月々の返済額が増える可能性があります。
つまり、「不安だから何となく待つ」のではなく、「何を整えるために待つのか」を明確にすることが重要です。
頭金をあと200万円貯める、転勤の可能性を確認する、子どもの学校区を決める、住宅ローンの事前審査を受けて予算を把握する。このように目的のある待ち方であれば、購入判断の精度は高まります。
変動金利と固定金利、どちらを選ぶべきか
住宅ローン選びで最も多い悩みが、変動金利と固定金利の選択です。
変動金利は、固定金利に比べて当初の金利が低い傾向があります。そのため、月々の返済額を抑えやすいことが大きなメリットです。共働きで家計に余裕がある方、将来的に繰上返済を考えている方、金利上昇時にも返済に耐えられる方には選択肢になります。
一方で、変動金利には将来の金利上昇リスクがあります。金利が上がれば、返済額や利息負担が増える可能性があります。現在の返済額だけで判断せず、「金利が上がった場合でも生活が成り立つか」を必ず確認する必要があります。
固定金利は、借入時点で返済額が確定しやすく、将来の金利上昇リスクを避けられることがメリットです。教育費がこれから増えるご家庭、収入の変動が大きい方、毎月の支出を安定させたい方には安心感があります。
ただし、固定金利は変動金利より当初金利が高くなることが多く、月々の返済額も大きくなりやすい点には注意が必要です。
大切なのは、「どちらが得か」だけで選ばないことです。
住宅ローンは、家族構成、年収、年齢、勤務先、退職時期、教育費、老後資金、将来の住み替え可能性まで含めて考えるものです。同じ金利タイプでも、ある家庭には合っていても、別の家庭にはリスクになることがあります。
住宅購入の正解は「市場」ではなく「自分たちの暮らし」から考える
住宅価格や金利の未来を正確に予測することは、専門家でも簡単ではありません。
だからこそ、住宅購入では「今が買いどきか」だけでなく、「自分たちにとって買いどきか」を考えることが大切です。
例えば、子どもの入学前に住環境を整えたい、家賃負担が重くなってきた、共働きでローン審査を受けやすい、希望エリアに条件の合う物件が出た。このようなタイミングは、金利や価格と同じくらい重要な判断材料です。
また、2026年以降は住宅ローン減税についても、省エネ性能の高い住宅や一定条件を満たす既存住宅など、制度の内容を確認しながら検討する必要があります。物件の性能や築年数によって、使える制度や控除内容が変わる可能性があるため、購入前に確認しておくことが大切です。
住宅購入は、単なる投資判断ではありません。
どこで暮らすか、どんな子育てをするか、将来どのような生活をしたいかを考える、人生設計の一部です。市場の動きに振り回されすぎず、自分たちの暮らしを軸に判断することが、後悔しない住まい選びにつながります。
まとめ
2026年の住宅購入は、物価高、住宅価格の高止まり、金利上昇という複数の要素を同時に考える必要があります。
今買うことには、家賃を資産形成に変えられる、希望物件を逃さずに済む、将来の価格上昇リスクを避けられるというメリットがあります。一方で、金利上昇や無理な借入には注意が必要です。
待つことにも、頭金を増やせる、家族計画を整理できる、冷静に物件を選べるというメリットがあります。ただし、家賃負担や金利上昇、希望物件を逃すリスクもあります。
変動金利か固定金利かについても、単純に「安い方」「安心な方」で決めるのではなく、ご家庭の収入、支出、教育費、将来設計に合わせて選ぶことが大切です。
センチュリー21ホームサービス伏見桃山店では、物件探しだけでなく、住宅ローンの選び方、資金計画、購入時期のご相談までサポートしています。
「今の自分たちは買うべきか、もう少し待つべきか」
「変動金利と固定金利、どちらが合っているのか」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。市場の状況だけではなく、お客様一人ひとりのライフプランに合わせて、無理のない住まい探しをご提案いたします。
関連記事
- 「自宅も資産」の時代 ~将来売れる・貸せる家の選び方~
- 一生賃貸 vs マイホーム購入|本当にお得なのはどちら?
- 伏見区の新築一戸建て|頭金ゼロ・フルローンは現実的?京都市内の購入事例で解説
- 伏見区で新築一戸建てを買う前に知っておきたい諸費用・住宅ローン・最新支援制度
- 今選ぶべき金利タイプと後悔しない判断軸
.png)








